コラム

● グローバル戦略への必携ツール・国際商標登録の基礎知識

ビジネスのグローバルな展開において、知的財産の管理と運用は、企業の規模に関わらず避けて通ることのできない課題です。
かけがえのない自社の財産である商品やサービスを守り、権利の侵害や利益の逸失を防ぐための全ての入り口となるのが、
自衛手段としての商標登録です。
世界各国の知財管理の現状と意識を知り、すみやかな判断と行動で商標出願(申請)を行い商標権を確保することは、
多くの国で先願主義を採用する登録商標において何事にも優先します。
欧米企業で度々話題になる商標権の侵害に対する訴訟、その対極としてアジア諸国での顕著な模倣品・海賊版の拡散という構図は、
知財への権利意識の格差を象徴してあまりある事例でしょう。
国際的な商標保護と事務処理の迅速化の観点から登場したマドリッドプロトコル(マドプロ)は、世界90ヵ国以上が加盟し、
相互に権利意識を高めると同時に、権利侵害への抑止力としての存在感を強めています。
国際商標登録(マドプロを活用した海外、諸外国での複数の商標登録)は、世界を相手に展開するビジネスを成功に導くための、
心強いパートナーになってくれると言えそうです。

商標登録をすると、独占排他的な商標権が発生します。商標登録の流れとしては、特許庁へ出願し、審査を経て登録料を納付して登録が完了します。拒絶査定に対しては不服申し立てができます。

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海外でのビジネス展開では自社の商標権を守る意識が大切です。先願主義が原則なので商標登録は速やかに行いましょう。マドプロは1回の手続きで複数国への商標出願ができる便利な方法です。

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